谷根千エリアの名所「夕やけだんだん」に異変、7階建て分譲マンションと6階建て賃貸マンションが遮って「夕焼けはもう見えなくなった」の声
谷中銀座商店街で20年以上、雑貨や衣料品の店を経営する男性(72)は「建設に反対する声はあったが、住民側の要望をある程度受け入れてくれたし、そもそも『建てるな』とは言えない。残念だが、やむを得ないと思っている」と話す。今のところ売り上げへの影響はないが、常連客からは「夕焼けが見られなくなっちゃったね」と残念がる声が聞かれるという。
工事が進むにつれて階段坂から夕焼けが見えづらくなり、先月下旬にSNSで「夕やけはもう見えない」と写真付きで投稿されると、荒川区には「景観を守ってほしい」といった意見が相次いでいる。区担当者は「区内の貴重な観光地なので、守りたいと思うが、マンションは法令や区条例に基づいて建設されている。個人の財産を制限することはできず、どうしようもない」と説明する。
区によると、春と秋の一時期は、夕日が商店街の真上から沈むため、階段坂から夕日を見られるという。
分譲マンションの建築主は読売新聞の取材に対し、複数回の住民説明会で住民の理解を得たとした上で、「今後も住民の方からの意見については
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