高市首相は解散・総選挙見送り?米中関係は「ディール成立」?……どこよりも早い「2026年カレンダー」で来年の投資を考えよう

✎ 1〜 ✎ 297 ✎ 298 ✎ 299 ✎ 300
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

決勝戦は3月17日にマイアミで行われる。今回はMLBの選手たちがやる気満々であるらしく、過去3度の優勝を誇る日本勢としても力が入るところ。さて、大谷翔平選手は投打の「二刀流」を見せてくれるのだろうか?

次期FRB議長人事で懸念される「FRB政治化」

26年の投資戦略を考える際に、注目材料のひとつとなるのがFRBの「ポスト・パウエル議長」人事である。トランプ政権は、年明け早々に新議長の人選を公表する予定。現在のジェローム・パウエル議長に対しては、「利下げが遅い」などと大統領はかねて不満を示している。

ちょうど1月31日には、急な辞任による穴埋めでFRB理事となっていたスティーブン・ミラン氏の任期が切れる。仮に、有力候補とされるケビン・ハセット国家経済会議委員長が次期議長ということになれば、そのミラン氏の後釜として理事に就任し、5月に議長昇格となる公算が大きそうだ。

逆にクリストファー・ウォラー理事のように、現メンバーが議長に指名される場合には、新たな人材が外から理事として就任することになるだろう。

ひとつ心配なのは、今度の人事によってFRBが「政治化」されてしまうのではないかということだ。トランプ氏はこの夏にリサ・クック理事を解任し、訴訟沙汰になるなどFRBへの人事介入を辞さない構えである。しかし中央銀行が大統領の意向に沿って金融政策を決めることになれば、基軸通貨ドルへの信認に傷がつくだろう。金の高騰が続いている原因のひとつには、グローバルマネーの「ドル離れ」があるのではないか。

新しい議長の下で、初めてのFOMCが開かれるのは6月16~17日となる。要注意だ。

また、26年はアメリカ中間選挙の年である。投票日は11月3日。吉例に従えば、9月7日のレイバーデイを過ぎればいよいよ選挙は終盤戦である。連邦議会選挙や州知事選挙、さらには州議会議員選挙などが全米で行われる。

次ページ26年、相場を読むうえでカギとなるのは?
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事