「おじさんの話って説教臭いじゃん」「私は話し相手には絶対にならない」。バイト仲間の言葉で…大学生"ひより"が自分を《女の子》と感じた瞬間

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女の子だからとかではなくて、ただミスしてしまったことに、大丈夫だよって言ってくれればそれでよかったのに。雰囲気を和ませようとしてくれたのかもしれないけれど、最後に「かわいい女の子」って言葉が加わったことで、私の仕事ってなんだっけ、ってすごくモヤモヤしてしまった。

最初はフレンドリーそうな男の人たちくらいの印象だったのに、すごく嫌になってしまった。

特別な関係の人からかわいがられるのはうれしい

それでも、店長も男の子のバイトも、女の子が変に扱われるのは違うよね、って思ってくれているから今のバイト先を心地いいと思える。昨日も先輩二人が、

「この前のシフトみんな男子だった時、常連が店の中だけのぞいて帰ったんだよ。ああいう客、ムカつくよな」

って話していて。

男の子と女の子って分かり合えない関係にあると思っていたの。経験することも、感じることも違うから。相手の目線になって想像して、共感するって難しい。

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でもバイト先の人はみんな、女の子の立場もわかった上でそれはおかしいよねって言ってくれる。そういうのがにじみ出ているから、それが居心地の良さを担保してくれている気がする。なんとなく大丈夫な気がするというか、自分は支えられている気がする。そんな感覚が強い。

リンリンがバイト先の男の子に対して与えている影響も大きいんだろうなって思う。

このバイト先での経験がきっかけで、女の子だからかわいがられるとか話しかけられるとか、「女の子だから」何かをされることに違和感を持つようになった。

でも、恋人からかわいいって言われるとうれしい気持ちはあるの。特別な関係の人からかわいがられるのはうれしい。そもそも恋人との関係がフラットだから、なんだけどね。

ちゃんと一人の人間として尊重し合っていて、同じ土俵に立っている。それをお互いにわかっているから、女の子として大切にされるのもすごく心地いい。

人間として大事にされている前提で、女の子としても大事にしてくれているって感じるのかな。だから、そういう時は自分が一番かわいい姿でありたいなって思ってる。

ひと(と)

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ひと と / Hito(to)

2023年コロナ禍真っ只中に結成されたZ世代の20代男女混合5人グループ。活動時は全員大学生で、現在は社会人、大学院生、大学生として各々活躍中。「みんながもっと、ひとへの関心をもてる社会を」をパーパスに、ひとがひとに関心をもつきっかけとなるイベント等を運営している。
2022年8月、メンバーのうちの2人が写真と言葉展「わたし、東京、22歳」を下北沢で実施。『あなたが、「ああ、自分は女の子なんだ」と感じる瞬間はいつですか?』という問いをテーマに、一人ひとりの写真と問いへの回答を展示し、好評を博す。写真展終了後、届けたい想いをもう一歩踏み込んで伝えたいという思いから、『小説』という形で同テーマを表現しようと考え、グループを立ち上げた。

その後、様々な人へのタッチポイントとなる渋谷駅構内で、「自動販売機で小説を販売する」という実売イベントを開催。イベント実施に必要な費用はクラウドファンディングで調達し、200人を超える賛同者から173万円を集めることに成功。イベントでは用意した1,000冊が3日で完売となる。

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