有料会員限定

日本生命朝日社長「情報の取り扱いに無頓着だった」、出向者による内部情報の無断持ち出し問題めぐり/「組織ぐるみ」は認めず、再調査は否定

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

――2021年の出向者ミーティングで配布された資料に、出向者に期待することとして、「金融機関の実態や他社情報」との記載があり、さらに「銀行は保険会社以上に情報流出に対し厳格ですので、銀行で知り得た情報を本社へ共有いただく際は十分ご注意ください」との注意書きが目立つように書かれていました。銀行が持ち出しを許可する他社生保の情報なんて、存在するのですか。

存在するかどうかは、(情報を取得する)時期の問題を含めてあるのではないか。ただ取得の方法を決めずに、会社として情報収集をしようと言っていること自体が、非常に出向者を追い込んだり、彼らが直面するリスクについて想像力が働いていなかったりしたということだ。

次ページ不徳の致すところとしか言いようがない
関連記事
トピックボードAD