オリンパスが絶好調、あの提携もついに結実

株式市場はストップ高で最高の評価

3年に渡るソニーとオリンパスの提携関係。ようやく成果が見えてきた (撮影:尾形文繁)

「大幅な増益となり、計画を上回る実績を出すことができた」。医療機器大手のオリンパスは11月6日、2016年3月期の上期(4~9月)決算を発表。同日に行われた決算会見で、笹宏行社長は好調ぶりを淡々と語った。

翌日の株式市場は前日比700円上昇のストップ高という、これ以上無い形で評価した。ストップ高の要因は、同社の業績が好調という点に尽きる。

上期の売上高は前年同期比11.5%増の3958億円、営業利益は同30.3%増の501億円と、上期計画の450億円を大きく上回った。特に、7~9月期に4~6月期と比較して倍近くとなる329億円の営業利益をたたき出したことが好感された。

医療機器事業が業績を牽引

各事業とも全般的に好調だった。カメラの不振で長年の懸案事項だった映像事業は、上期として6期ぶりの黒字化を達成。中でも大幅な伸びを見せたのが主力の医療機器事業だ。消化器内視鏡、外科、処置具の3本柱がそろって2ケタ成長を達成したことに加え、スコープなどの収益性が高い製品が特に大きく伸び、増益を牽引した。

上期の好調を受け、オリンパスは通期業績予想を微修正した。売上高見通しを期初計画から60億円上乗せして8160億円としたが、営業利益予想は期初計画の1000億円を据え置いた。ただ、医療機器事業において、景気減速が懸念される中国向けの売上高比率はそれほど高くない。順当に行けば営業利益も会社計画を上回る可能性は高い。

次ページ今後のカギとなる事業は?
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 占いのオモテとウラ
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 井手隊長のラーメン見聞録
  • iPhoneの裏技
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
三菱重工と日立 「統合」破談から<br>10年 製造立国の岐路

10年前に統合構想が破談になった三菱重工業と日立製作所。その後両社は対照的な道を歩み、2009年に伯仲していた時価総額は今や日立が大きく上回っています。本特集では明暗が分かれた三菱重工と日立を主軸に、製造立国・日本の生きる道を探りました。

東洋経済education×ICT