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ノルウェーでは「ありえない」スルメイカ休漁騒動で露呈した日本漁業のずさんすぎる"資源管理の実態"

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  • 片野 歩 Fisk Japan CEO/東京海洋大学 特任教授
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日本のイカ類の漁獲量推移をご覧ください。激減していることは一目瞭然かと思います。スルメイカがたくさん獲れていた頃は大きなイカが一杯100円前後が当たり前でした。しかしながら、今では供給が減って価格が上がり、下のグラフでわかるように、その4〜5倍前後の価格に高騰しています。

漁業者だけの問題ではない

自分ごとに置き換えればすぐわかることですが、漁業者としては、少しでも多く獲りたいというのは当たり前です。筆者のウェブサイトに対するコメントで、漁業者が悪いという内容がよく出てきます。もちろん、獲るのは漁業者です。

しかしながら問題の本質は、消費者の皆さんを含め、資源量が減っている魚を獲ったり、食べたりしてはいけないという意識が、世界の中で日本が特に低いことが根底にあります。このため魚が減る悲劇が全国で続き、地方の衰退が止まらないのです。

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