3位は三菱UFJフィナンシャル・グループの77.4億円。本業を生かして学生向けに「金融経済教育」として、「金融」や「経済」の仕組みを学ぶ機会を提供。日本ユネスコ協会連盟と共同で「MUFG・ユネスコ協会東日本大震災復興育英基金」を創設し中長期的な復興支援に取り組んでいる。ほかに教育格差問題に取り組む認定NPO法人への寄付など幅広く活動している。
4位はサントリーホールディングス72.5億円。全国16都府県26カ所で自然環境の保全・再生を行う「サントリー天然水の森」活動やサントリー文化財団による出版助成実施や学芸賞、地域文化賞贈呈など多くの取り組みを行っている。
以下、5位JT69.9億円、6位NTTドコモ64.4億円、7位日本生命保険54.6億円、8位ファーストリテイリング54.2億円と続く。
上位100社の合計は2200億円
支出が10億円以上なのは73位花王(10.1億円)まで。上位100社の合計は2200億円で社会貢献活動に多くの金額が使われている。
21年度から23年度までの3年間の数字が取れる803社の各年度の合計金額を集計すると、2532億円(21年度)、2618億円(22年度)、2743億円(23年度)と増加傾向だった。
最後に毎年ご紹介している「(企業の)東日本大震災復興支援の取り組み」を見ていこう。24年6月末時点で復興支援を「行っている」は33.0%(413社)、「行っていない」が63.7%(797社)だった。
21年6月末時点は(21年調査)38.4%(453社)、22年6月時点(22年調査)は35.3%(433社)、23年6月時点(23年調査)は32.1%(404社)と年々減少傾向にあったが、今年は若干挽回した。復興支援の継続は震災を風化させない役割も担う。今後も可能な範囲で継続してもらいたい。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら