そうした経験を積む中で、名古屋のスタートアップ関連の世界に触れる機会が増えた。結果、起業部の学生は良い刺激を受けて視座がどんどん上がり、起業に至っていった。大学法人の合併が、ある種ポジティブな方向に働いた「良い化学反応」の一つとも言えるだろう。
東海国立大学機構は、現在、名古屋大学と岐阜大学の大学構内にTokai Open Innovation Complex(TOIC)というアントレプレナー教育・起業支援拠点を設けている。岐阜大学のTOICの施設運営事業では、地元の地銀、大垣共立銀行がネーミングライツ・パートナーとして参画しており、岐阜大学構内にオープンイノベーション創出支援拠点「OKB SCLAMB」を運営している。
同じく地元地銀の十六フィナンシャルグループも岐阜大学の起業支援活動を支えており、岐阜駅近くにある子会社のNOBUNAGAキャピタルビレッジのオフィスには、岐大起業部も入居する。




















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