神戸では知る人ぞ知る、阪神電車「創業の立役者」 親子で社長を務めた「小曽根家」との深い関係
阪神電車120年の歴史を振り返る中で、21世紀に入って延伸した阪神の路線といえば阪神本線の東側。2009年3月に「阪神なんば線」の西九条―大阪難波が開業したことだろう。
阪神の路線が「東西に延びた」
プロ野球のオリックス・バファローズの本拠地である大阪ドームの最寄り駅「ドーム前」が開業したことや、阪神と近鉄の相互乗り入れも始まり、神戸三宮から近鉄奈良を結ぶ「快速急行」の運転も始まった。だが意外に知られていないのは同じ時期に、阪神本線の西側でも阪神の路線が延伸されたことだった。
2009年3月に「阪神高速神戸線」が開業した。といっても、新たに線路を敷設したわけではなかった。阪急・阪神・山陽・神戸電鉄のターミナルをつなぐ目的で1968年に開業した「神戸高速鉄道」のうち、阪急・阪神・山陽が乗り入れている東西線が阪神線に衣替えしたというわけだ。



















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