ジリ貧のフジテレビ、視聴率は盛り返せるか

テレビ単体が上期赤字、営業費に大ナタ

ついに赤字に転落したフジテレビ。視聴率をどう盛り返すのか

「牽引役であるはずのフジテレビが、このような業績でよいはずがない」ーー。

収益柱の苦戦は深刻だった。フジ・メディア・ホールディングスが10月30日に発表した2015年4~9月期決算は、売上高が前年同期比1.7%増の3117億円、営業利益が同48.5%減の49億円。純利益は同58.2%減の50億円と増収減益だった。11月4日に開かれた決算会見で、嘉納修治社長は冒頭のコメントとともに「非常に厳しい決算になった」と語った。

フジテレビ以外は好調

フジテレビ以外の子会社群は、総じて予想を上回った。映像音楽部門は、ポニーキャニオンで大型作品のリリースがなかったことや償却増によって赤字幅が拡大している。しかし、都市開発部門は、サンケイビルが3月に買収した「グランビスタホテル&リゾート」の新規連結で大幅増収。同社は訪日外国人需要を取り込み、主力のホテルが高い稼働率を維持、運営する鴨川シーワールドも好調だった。

部門としては、前期の資産売却による反動減もあったが、グランビスタの貢献で、利益は前年並みを維持した。「グランビスタは好調だ。非常にいい時期にグループに迎えることができた」(嘉納社長)。

生活情報部門も約11億円の赤字幅縮小を実現。苦戦していたセシールが、カタログ刷新や高単価の新商品を投入したこと、不採算事業の撤退といったテコ入れで大幅に改善。ディノスもテレビ通販が貢献している。

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