「俺たちの大臣」「国民を片っ端からブロック」 一般にはマイナー?な初入閣の小野田紀美大臣(42歳)が《SNSではすでに大人気》のワケ
小野田氏は今回初入閣。副大臣経験もない中での登用とあって、「大抜擢だ」との反応も見られる。SNS上では、早くも「未来の総理大臣候補ではないか」といった声もあるが、一般的にはまだ、その人物像はあまり知られていない。いったいどのような人物なのだろうか。
以前から「脱・公明党」を貫いていた
まず「表向き」の紹介として、公式サイトのプロフィールをなぞりつつ、その経歴をたどる。
小野田氏は1982年、アメリカ・シカゴで、日本人の母、アメリカ人の父のもとに生まれた。1歳で母の地元である岡山県へ移住。拓殖大学を卒業後、ゲーム会社勤務などを経て、11年に東京都北区議選で初当選した。
そして区議2期目の16年、郷里の岡山に戻り、参院選で初当選する。菅義偉内閣で法務大臣政務官、第2次岸田内閣で防衛大臣政務官などを歴任。参院外交防衛委員長を経て、25年8月からは参院内閣委員長の立場にあった。
そんな小野田氏だが、ネット上では「保守色の濃さ」で注目を集めている。保守派の政治家は少なくないが、とくに40代前半の国会議員で、その姿勢を強く打ち出している人物は少ない。
そもそも40代前半で、地方議会を合わせて15年以上の議員経験がある政治家自体が珍しい側面もあるが、だからこそ「保守のホープ」として、一歩抜きん出た存在になっている。
25年4月には、参院地方創生・デジタル特別委員会で、議員会館で稼働している掃除ロボットが中国製だったと指摘し、安全保障上の問題がないかと質問した。今回の経済安保相就任にあたって、当時の様子が改めて注目されている。
加えて、あらゆる勢力におもねらない姿勢も、支持者を増やす要因だ。高市政権の発足にあたって、四半世紀にわたり続いてきた自公連立が破局を迎えた。しかし小野田氏は、22年の参院選で、すでに公明党の推薦を受けていなかった。


















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