東武とJR四国が「異例コラボ」意外に深い関係性 「スペーシアX」車内に「伊予灘」アテンダント

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伊予灘ものがたりは特急型気動車のキハ185系を改造した3両編成で、土休日を中心に予讃線の松山―伊予大洲・八幡浜間を運行している。

松山と宇和島を結ぶ予讃線の特急「宇和海」は内陸部をトンネルで貫く新線経由。ビジネス客の利用も多い宇和海とは違い、伊予灘ものがたりは海沿いの旧線「愛ある伊予灘線」をのんびりと行く。

車内では地元の食材を使った食事を提供。途中、鉄道駅でありながら便数が少なく列車で訪れるにはややハードルが高いSNS映えスポット、下灘駅で車外に出られる停車時間を設けているのが売りの1つだ。

現在の車両は2022年4月にデビューした2代目。1代目は2014年7月に運行を開始しており、伊予灘ものがたりにとって今回の東武とのコラボは“11周年”を記念した企画の位置付けでもある。

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スペーシアXの車内でおもてなし

両社はプレスリリースでコラボの背景について「どちらも個室車両を備え、沿線事業者が作った『食』を車内で提供しているという共通の特徴があること」などを挙げた。

コラボ企画当日、土曜日の朝とあって浅草7時50分発・東武日光行きの「スペーシアX1号」はほぼ満席。車内では伊予灘ものがたりのアテンダントの大久保実奈さんと松井里桜さんがパンフレットや記念品を配布した。

浅草駅で出発を待つ東武日光行きの「スペーシアX1号」と「伊予灘ものがたり」アテンダントの松井里桜さん(記者撮影)
【写真の続き】浅草駅で「伊予灘ものがたり」のアテンダントが乗客を出迎える不思議な光景。東武鉄道とJR四国が初コラボした「スペーシアX」の車内の様子は?
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