SNSでは「どんだけポンコツなん?」と怒り心頭、新サービス《NHK ONE》がスタート当日に生み出した阿鼻叫喚の"意外すぎる顛末"

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試しに、テレビ用アプリの「NHKプラス」を開くと、いつの間にか新アプリに入れ替わっている。登録しないと途中で弾かれるのではないかと思いつつ、手続きを進めてみると、このような画面が出てきた。

ご利用にあたって
テレビ用アプリで表示された「ご利用にあたって」の画面(写真:筆者撮影)

「次へ」と「ログイン」の2つのボタンがある。ログインは登録したメールアドレスを使うのだろうと思い、「次へ」を押すと、新しいアプリの画面が表示された。見逃し配信が見られるうえに、今までと違って現在放送中の番組もリアルタイムで視聴できる。

なんのことはない、登録しなくても新しい「NHKプラス」が使えるじゃないか。登録できないと困り果てていた時間が無駄だった。

NHKの「登録」猛プッシュは何だったのか

それはよかったのだが、一方で私の頭の中がこんがらがってきた。NHKはこれまで「登録」をくどいくらいアピールしてきた。9月30日のリリースでも、「まず最初にWebサイトから『NHK ONEアカウント』の移行(登録)手続きしていただく」とある。

その後に新しいアプリをダウンロードしてログインするよう書かれているのだが、よくよく読むと「登録が必要」とは書かれていない。だが、普通に読めば、登録しないと利用できないと受け止めるだろう。

私は登録が必要ないと知って、さっそく朝ドラ「あんぱん」のスピンオフを新アプリで楽しんだ。だが、SNS上ではまだたくさんの人が「コードが来ないよお」と泣いていた。

そこで、「登録しなくても利用できますよ」とXで投稿してみたが、あまり広がらない。「NHK PR」や「どーも、NHK」などのアカウントに「みなさんに明確に伝えるべきです」と投げかけてみたが、動いてくれない。

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