690kgの「アルト」をさらに100kg軽くする!「小・少・軽・短・美」追求するスズキ最新の技術戦略
スズキは、高齢化や公共交通機関やドライバー不足という日本の社会問題から、新興国での交通渋滞や事故増加という社会課題に対しても、真摯に解決策を模索している。

「私たち自動車メーカーだからこそできる、自動車メーカーの技術者である私たちだからこそ、解決していかねばならないことだと考えています。今一度、原点に返って、クルマが持つ本質的な機能を見つめなおし、それを実現するクルマづくりを考えよう。クルマの本質的な価値を極大化してお客様に届けよう」
スズキ取締役副社長技術統括の加藤勝弘氏は、そう語る。具体的に「本質的な価値」の極大には、6つの視点で取り組むという。
安く、安全でわかりやすく、そして楽しい。新しい交通やサービスまでも用意するという、なんとも欲張りな目標ともいえるだろう。
楽しさや安全を諦めない姿勢
個人的な見解ではあるが、スズキは庶民のための自動車メーカーだといえる。今回の説明会では、「安さ」にこだわる姿勢や考えを見ることができた。
しかも、ただ安いのではなく、価格以上のバリューや運転する楽しさ、そして安全を決して諦めていないという点が強く強調されていた。
安さというベースに、楽しさや安全という価値を積み上げていくことができる。それがスズキの強みであり魅力だといえるだろう。そんなことが感じられる説明会であった。
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