なぜ「timelesz」はこんなにTVに出ているのか? 異例すぎる"出演ラッシュ"ブレークの裏側
ジュニアを経由せず加入したのは3名。
橋本将生は、オーディションの最終合格者発表で最初に名前を呼ばれた。他のアイドルグループでの活動歴もあり歌やダンスも達者だが、演技志向も強いようだ。この10月から放送予定のドラマ『ひと夏の共犯者』(テレビ東京系)では、連続ドラマ初出演にして初主演を務めることが発表された。

猪俣周杜にもアイドルグループで活動した経験がある。オーディション中の努力を惜しまない姿にも称賛が集まったが、同時に天然であることがわかり、一気に愛されキャラになった。
加入後もそのキャラクターが注目されてバラエティ特番がつくられたほど。10月からも『ニカゲーム』(テレビ朝日系)というバラエティにレギュラー出演が決まっている。さらに先述の『パパと親父のウチご飯』でドラマデビューを飾ることも発表された。
そして篠塚大輝は、歌・ダンスともに未経験だったがオーディションに応募。最後は審査したプロが認めるほどの成長を見せた。金髪も目立っていた篠塚だが、現役の一橋大生という点にも注目が集まり、『くりぃむクイズ ミラクル9』(テレビ朝日系)など有名クイズ番組への出演が続いている。
「タイプロ」がもたらしたメリットの大きさ
改めて注目してほしいのは、新体制発足からまだ7カ月ほどしか経っていないことだ。にもかかわらず、この出演ラッシュはやはり異例と言っていい。
では新生timeleszは、なぜこれほどのブレークを果たせたのか? 思うのは、やはり「タイプロ」がもたらしたメリットの大きさだ。
アイドル界全体を見ても、いまオーディションはとても盛んだ。そこにはまず、アイドルという存在とオーディションの相性の良さがある。
オーディションでは、候補者たちそれぞれのストーリーが見える。各段階の審査を通過するために必死で努力し成長する姿だけでなく、オーディションを受けようと思うに至った動機など各々の背景も明らかになる。
そのストーリーと人間性を共有することによって、視聴者はデビューする前から候補者の魅力に惹きつけられる。そしてデビューする頃には、多くの視聴者が熱心なファンになっている。
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