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9月20日に出馬会見、進次郎氏にささやかれる「小泉首相誕生・即解散」説の知られざる深層

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昨年の総裁選の討論会では、上川陽子前外相から、首相になったらカナダ・カナナスキスで開かれる2025年G7(主要国首脳会議)で「何を発言するのか」と問われ、小泉氏は「トルドー首相(当時)が首相に就任したときが43歳。同じ年齢で首相に就任した者同士で、新たな未来志向の外交を切り開く」と答えて、具体的内容には触れなかった。

出馬会見で拉致問題について記者から問われた際には、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記について「トップ同士、同じ世代なわけだから、今までのアプローチにとらわれず、前提条件なく向き合う、新たな機会を模索したい」と述べ、失笑を買った。

「あの状態で国際舞台に上げ、トランプ大統領や習近平主席、プーチン大統領ら強豪と並ばせなくてはならないのか」と、ため息をつく関係者は少なくない。

「進次郎政権はもって2カ月だ」と断言する議員もいる。当たり前のことをいかにも特別なことのように繰り返す、いわゆる“進次郎構文”では予算審議を乗り切れないという意味だ。「手ぐすねを引いて国会審議を待っている立憲民主党や国民民主党を、わざわざ喜ばせる必要はない」と打ち明ける自民党関係者もいる。

昨年の総裁選では父・純一郎氏が「早すぎる」と息子の出馬に反対したのは、そうした現実を痛感しているからだろう。しかし、今回は何も聞こえてこないのは、もう諦めの境地に入っているのか。

迫る? 自民党の「党じまい」

今年で結党70年を迎えた自民党は、戦後日本を主導して“パックス・ジャポニカ”(日本による平和)をもたらしたが、「失われた30年」にはほとんど無力で、衆参両院でも少数与党になり果てた。

平家の例を引くまでもなく、「盛者必衰の理(ことわり)」は存在する。“パックス・ロマーナ”(ローマによる平和)を生み出した五賢帝時代も、紀元後96年に即位したネルウァに始まり、161年に即位したマルクス・アウレリウス・アントニヌスに終わっている。

もはや「墓じまい」ならぬ、「党じまい」すべきときなのかもしれない。自民党再生の道は、果てしなく遠い。

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