高級レストランでVIP扱いされるための6つの方法-スタッフへの気配り忘れずに

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1)スマホばかり見ない

スマートフォンをロッカーにしまえと言っているわけではない、とライナー氏は話す(実際にそう求める店もある)。

「常にメッセージを確認していると、つながるチャンスを逃すことになる」。もちろん写真を撮るのは構わない。大半の客がSNSにアップしたいと思っており、店側もそれを歓迎することが多い。

ただし、高級レストランでの一夜をTikTok動画に捧げるようでは、ウエーターとの関わりは生まれない。さらに同氏は著書で「ウエーターは自分に関心を払わないと感じる気が散った客よりも、注意を向けてくれる客をはるかに重視する」と書いている。

2)漠然とお薦めを聞かない

ウエーターにお薦めを尋ねるなら、自分の好みや食べられないものを具体的に伝えるべきだ。よほどウエーターの好物を知りたいのでない限り、自分の嗜好(しこう)を基準に質問を組み立てる必要がある。

ライナー氏は著書で「例えば『軽いものが食べたい、バターが多過ぎる料理は好きじゃない。スズキとオヒョウならどちらを薦めますか』と聞くのがいい」と促している。

炭水化物を控えているのに「アンチョビ入りスパゲティ」をウエーターから薦められても、ほとんどの場合、時間の無駄に終わる。

3)テーブルを占領しない

VIPであれば急かされずに食事を楽しめるのも利点の1つだが、レストラン経営は日々厳しさを増している。気に入ろうが気に入るまいが、店を所有していない限り、テーブルは数時間借りているに過ぎない。

「気配りのできる客は、常に妥当な時間でテーブルを空けようとする」とライナー氏は記している。もし席を立ちたくないなら、バーで食後酒を楽しめるかどうかスタッフに聞けばいい。そのように協力的であれば、次回から長居を許してもらえる可能性が高まるという。

4)パッサー(Passer)を忘れるな

「チップ制度は最悪だという点では全員が同意できると思う」とライナー氏は書いている。「だが、この仕組みはすぐにはなくならないのだから、有効に活用した方がいい」との考えだ。

レストランではバッサー(テーブルの片付けや水の補充を担うスタッフ)がウエーターより長く客を見ているが、客から直接チップを受け取ることはない。「彼らに20ドル札を渡せば、水は切れることなく、パン籠は補充され、テーブルもすぐに片付けられるようになる」とライナー氏は説明する。

5)食事を事前に決めない

前もって食事を決めてしまうと、特別な体験を逃す可能性がある。「人気メニューばかりにこだわると、レビューに載らない裏メニューや季節の料理を味わい損ねるリスクがある」とライナー氏は言う。

  「メニューについてウエーターと会話する時間は、親密さを築く助けにもなる。あらかじめ注文を決めてしまうと、その大事な接点を失ってしまう」のだそうだ。

6)新しい店でVIP待遇を期待しない

新しくオープンした店に行くのは、数週間から数カ月待ってからの方がいい。「レストランは新生児のようなもの」で、「成長と成熟に時間が必要で、時には客に迷惑をかけることもある」とライナー氏は記している。

開店から一段落すれば予約は取りやすくなるし、その頃には総支配人らスタッフとの関係を築くチャンスも増える。彼らは今後の体験に大きな影響を及ぼす存在だ。

著者:Kate Krader

ブルームバーグ
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