「キハ181系」急勾配に挑んだ特急型気動車の記憶 「しなの」「つばさ」から山陰・四国の列車まで
山陰や陰陽連絡の特急では、小郡(現・新山口)―米子・鳥取間の「おき」や、大阪と博多を山陰本線経由で結んだ「まつかぜ」、播但線を走る「はまかぜ」、京都と城崎や米子などを結んだ「あさしお」などで活躍した。国鉄特急色のキハ181系は、日本海沿いの区間や余部鉄橋など、山陰本線の美しい風景に映えた。

海岸線が美しい山陰本線三保三隅付近を走る全盛期のキハ181系「おき」(撮影:南正時)

山陰本線旧線の保津峡を通過するキハ181系の特急「あさしお」(撮影:南正時)
どう撮る?キハ181系
四国では、1972年3月の山陽新幹線岡山開業に合わせて登場した初の特急「しおかぜ」「南風」に投入された。全国の特急取材ではこれらの列車を何度となく追った。

四国初の特急列車はキハ181系でデビューした。予讃線を走る特急「しおかぜ」(撮影:南正時)

絵入りのヘッドマークとなった後の特急「南風」(撮影:南正時)
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