「もう知らない電話には出なくていい」iPhone次期OS、迷惑電話をAIが選別する画期的な仕組み
このVisual Intelligenceの新機能は、スクリーンショットに統合されている。画面内に何か調べたいものがあった際には、とりあえずスクショをして、Visual Intelligenceを呼び出せばいいというわけだ。既存の機能に統合していることもあり、使い方に迷わないだけでなく、その機能が存在することに気づきやすいのがメリットになる。

調べたいものが映った画面のスクショを取ったら、ChatGPTかグーグルの画像検索を呼び出す。通常のVisual Intelligenceと同様、左下の「質問」をタップするとChatGPTが、右下の「画像検索」をタップするとグーグルの画像検索が立ち上がる。SNSに投稿されていて、正確な商品名が分からないものを調べるときや、電子雑誌に載っていたものを通販サイトで買いたいときなどには、画像検索が特に役に立つ。
表示されているコンテンツの一部だけを調べたいときには、その部分を指でドラッグして選択することが可能だ。さらに、文字が表示されている際には、「要約」や「読み上げ」といったボタンも現れる。アプリによっては文字の一部を選択肢てコピペできないこともあるが、その際にも画面内を調べるVisual Intelligenceは活躍する。画面内まで調べられるようになったことで、利用頻度がさらに高まることは間違いない。
バッテリー節約の新機能や新アプリの「プレビュー」も

あまり大きく取り上げられていないが、iOS 26ではバッテリー関連にも新たな設定が用意されている。そのひとつが、「適応型電力制御」という新機能だ。これは、バッテリーの使用量が通常より多いかどうかをiPhone側が判断して、自動的に各種設定を変更するというものだ。
ディスプレイを少し暗くしたり、処理能力を落としたりすることで、よりバッテリーが長時間持つようになるという。iPhoneには「低電力モード」という節電のための機能が用意されているが、これを有効にすると、バックグラウンド処理や5G、iCloud同期などまで止まってしまう。かなり厳しい制限を加えて、バッテリーを延命するというのがこの機能だ。
これに対し、適応型電力制御はもう少し緩い処理を自動で加えるためのもの。使い勝手に与える影響は少ないため、バッテリーの持ちに困っている人は、設定しておいた方がいいだろう。iOS 26では「設定」アプリの「バッテリー」に「電力モード」という項目が用意されているため、ここをタップして「適応型電力制御」をオンにする。低電力モードも、この「電力モード」で設定できる。
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