ついにアメリカが中国の増長を非難し始めた

南シナ問題を巡り中国への態度を硬化

10月22日、イギリスのキャメロン首相と会談する習近平・中国国家主席。同氏にとって、米国との関係悪化は頭の痛い問題になりつつある(写真:REUTERS/Kirsty Wigglesworth/Pool)

習近平中国主席が訪米し、南シナ海について強い口調で中国の領土だと主張してから1カ月もたたないが、米国はこの問題について従来より一段と強い姿勢を取るようになった。

そのことを示す最初の衝撃的な発言は、TPPの交渉が妥結した10月5日、オバマ大統領が行なった「中国のような国に世界経済のルールを書かせることはできない。われわれがルールを書き、米国製品の新たな市場を開くべきだ」との声明だった。

オバマ大統領の並々ならぬ決意

これは通常の国家間ではまずありえない強い言葉であり、それほど批判するなら、どうしてわずか2週間前に、中国の指導者を米国の国賓として受け入れたのと聞きたくなるほどだ。

その後オバマ大統領は、訪米した韓国の朴槿恵大統領にも、中国が国際法に違反した場合には声を上げるべきだと迫ったそうだ。オバマ大統領の姿勢には並々ならぬ決意がうかがわれる。

10月8日付英国紙「Financial Times」は、米高官の内話として、米艦船が2週間以内に、中国が埋め立てた南沙諸島から12カイリ以内に立ち入る予定であると報じた。南沙諸島で中国が埋め立てと滑走路を建設しているのは、ファイアリークロス(中国名・永暑)礁、スービ(中国名・渚碧)礁およびミスチーフ(中国名・美済)礁などの岩礁だ。

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