大阪モノレール「運転体験」鉄オタ以外にメリット大 車両で違う操作感、いまや鉄道趣味の新ジャンルに
運転体験の醍醐味は、「定められた停止位置にきちんと止められるか」というところにある。鉄道車両のブレーキは強弱が段階的に決まっており、自動車のように自在にコントロールできない。
また、ハンドルを操作してから利き始めるまでにわずかな“間”があるため、それを見越して操作する必要がある。
この日の参加者も、自分の運転結果に一喜一憂。「いかにブレーキ操作を少なくするか」「いかに衝動なく停車するか」など、自分なりの目標にチャレンジする人もいた。
“運転体験の猛者”も
参加者の中には、これまでに数十社で運転を体験してきた人や、特定の会社で数百回の運転を重ねた人など、かなりの“猛者”がいた。操作の様子を見ていても、スイッチ操作やブレーキ試験といった所定の手順を流れるようにこなしており、まさに“体が覚えている”という言葉がぴったりだ。
彼らに聞くと、大阪モノレールでの運転体験の魅力はやはり、「モノレール車両であること」だという。

“指導役”の一人、木村さん。「皆さんから真剣な目で見られるので、こちらも緊張しますね」(撮影:伊原薫)
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