大阪モノレール「運転体験」鉄オタ以外にメリット大 車両で違う操作感、いまや鉄道趣味の新ジャンルに
「当社でも、一人でも多くの方が当社に興味を持っていただけるよう、車両基地見学会や『日本酒列車』など、様々なイベントを行っています。中でも運転体験というのは特別感があり、鉄道ファンの方はもちろん、沿線に住むお客様からも『ふだん利用している車両を運転できて楽しかった』という声をいただいております」と、大阪モノレールで広報を担当する河内康雄さんは語る。
ちなみに、大阪モノレールは全国のモノレール事業者で初めて運転体験イベントを実施した会社で、現在も全国唯一。それだけに人気が高く、参加者も全国から集まるという。
モノレールのレアな運転体験
ところで、筆者が取材した日の運転体験イベントは大阪モノレールが募集する通常の形態ではなく、鉄道ファン団体による“貸切”だった。車両やスタッフの調整が必要なため、いつでも開催できるというわけではないものの、友人同士で体験できるというのはなかなか魅力的だ。
「今日の団体さんは、全国各地の鉄道会社で運転体験をされていると聞いています。当社でも、今日が3回目の開催です」(河内さん)
同社での運転体験は、通常であれば会議室での机上講習、シミュレーターによる練習を経て実車での運転となるのだが、今日は3回目ということもあり、いきなり実車での運転というプログラム。9人が2班に分かれ、時間いっぱいまでひたすら運転を繰り返していた。

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