ヤマトはガンダムを超える?

劇場とDVDを同時展開

 

 

往年の人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリメーク作品が映画ビジネスの常識に挑戦している。

通常、映画は劇場公開から、DVDやブルーレイなどパッケージソフトとして販売されるまで、半年程度のタイムラグがある。あまり早くソフトを発売すると、映画の観客動員に悪影響を及ぼしかねないためだ。一方、劇場公開の宣伝効果が残っているうちに発売したほうが、ソフトがたくさん売れるという考え方もある。ハリウッド映画などで取られる手法だが、この場合でも劇場公開からソフト発売まで3~4カ月空ける。

しかし、4月7日から第1弾が上映された『宇宙戦艦ヤマト2199』7部作では、劇場での上映とソフト販売、さらに配信(ビデオオンデマンド)の三つを同時に行うのだ。

常識破りは同時展開だけではない。『ヤマト2199』はもともと26話分のテレビシリーズとして制作。これを7回に分けて劇場で上映し、テレビ放映はその後となる。つまりテレビシリーズにもかかわらず、テレビ放映を後回しにして劇場上映、ソフト販売、配信を先行させるという点で前代未聞なのだ。

「どんな作品でもこのスキームが成立するわけではない。“宇宙戦艦ヤマト”だから可能だった」と、本作のプロデューサーを務めるプロダクションIGの郡司幹雄氏は言う。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 就職四季報プラスワン
  • 森口将之の自動車デザイン考
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
  • 赤木智弘のゲーム一刀両断
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
ストロング系チューハイの光と影
ストロング系チューハイの光と影
「電話嫌いの若者」が急に増えた意外すぎる理由
「電話嫌いの若者」が急に増えた意外すぎる理由
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「未来を知る」ための読書案内<br>ベストブック2021

先を見通せない日々が続きますが、本を開けばアフターコロナ時代のヒントがあふれています。本特集では、有識者や経営者、書店員らが推薦した200冊を掲載。推薦数の多い順にランキングしました。あなたにとっての珠玉の1冊を探してみてください。

東洋経済education×ICT