万博で深刻化する《東ルート》の大混雑。"入場難民"を解消する《西ルート》4つの打開策を検証してみた

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ただし、留意すべき点はある。2路線の予約は、他のシャトルバスの予約アプリ「KANSAI Maas」ではなく、独自のページから予約をとる必要がある。メインのシャトルバス、船、新しいシャトルバス、そして万博入場と、予約先がいちいちバラバラなのは不便すぎる。

さらに、2路線のシャトルバス乗り場は敷地の端にあり、西ゲートから300~400m(桜島駅行きシャトルバスの倍以上の距離)は歩く必要がある。もともと2路線は駐車場からのバス(パーク&ライド駐車場便)を振り向けているため、その端にしか乗り場を設けられなかったようだ。

乗り場はほかのシャトルバスと離れている上に、電光掲示板にも表示がない。遠いのは仕方がないにせよ、せめてもう少し、「パーク&ライド駐車場」の誘導看板に「コスモスクエア・トレードセンター前方面のバスはこちら」と書いておいて欲しいものだ。

暑さ対策は万全に、目指せ「西ゲート・スイスイ入場」!

万博会期中の混雑予測
万博会期中の混雑予測。7・8月が「閑散期」となっている(公式資料より)

これから夏休みに突入し、家族旅行などで万博に行かれる方も多いだろう。しかし、日中の平均気温が30度を超える猛暑が続くこともあって、7月・8月は「やや混雑」=閑散期と位置付けられている。

そこまで混み合わない夏場こそ、万博をゆっくり巡れるチャンス。行かれる方は「東→西ゲート間バス」「徒歩」「船」「新シャトルバス」をうまく組み合わせつつ、暑さ対策をしっかり取って巡ることをお勧めしたい。

宮武 和多哉 ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

みやたけ わたや / Wataya Miyatake

バス・鉄道・クルマ・駅そば・高速道路・都市計画・MaaSなど、「動いて乗れるモノ、ヒトが動く場所」を多岐にわたって追うライター。政令指定都市20市・中核市62市の“朝渋滞・ラッシュアワー”体験など、現地に足を運んで体験してから書く。3世代・8人家族で、高齢化とともに生じる交通問題・介護にリアルに対処中。著書「全国“オンリーワン”路線バスの旅(既刊2巻・イカロス出版)など

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事