万博で深刻化する《東ルート》の大混雑。"入場難民"を解消する《西ルート》4つの打開策を検証してみた
しかし、7月1日からは「ユニバーサルクルーズ」航路で大幅値下げが実施され、例えば堺旧港~夢洲間は「片道3800円」から「夢洲行き・2800円、夢洲発・1400円」に。中之島GATE発は「片道2800円」が「夢洲行き2000円、夢洲発1000円」となった。
変更点はそれだけでない。船を降りる際に証明書を渡され、それを専用ゲートで提示することで、予約時間より早く西ゲートに優先入場できるのだ(万博西ゲートを10時台、11時台で予約した場合のみ)。
10時台・西ゲートの予約を取っておけば、いつ見てもアプリの予約画面が「満員」になったままの「9時台に入場」が可能になる。船の運賃はまだ割高ではあるものの、「9時台入場のためのプレミア付きチケット・ファストパス」的な役割で、船を利用する方も見られるようになった。

意外と使える、新・シャトルバス!ただし、予約システムが…
④新ルート・シャトルバス

各地区の主要駅から西ゲートに向かうシャトルバスも、「中央線・コスモスクエア駅」「ニュートラム・トレードセンター前駅」発着の2路線が、次々と運行開始となった。
この2路線のメリットは「西ゲートに若干安く行けるウラ・ルート」。例えば、大阪メトロ・梅田駅(JR大阪駅エリア)→西ゲート間で比較してみよう。
地下鉄(御堂筋線・中央線)で夢洲駅まで移動、そこから西ゲートまで移動する場合は、地下鉄430円+バス400円で計:830円となる。一方で、梅田からコスモスクエアまでが290円+西ゲートへのシャトルバスが350円で計:640円。安いだけでなく、夢洲駅から東ゲートバス乗り場に移動するまでの、屋根なし炎天下移動を回避できるのだ(コスモスクエア駅は、地下から地上までほぼ屋根付き)。

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