万博で深刻化する《東ルート》の大混雑。"入場難民"を解消する《西ルート》4つの打開策を検証してみた
東ゲートから西ゲートに向かう徒歩ルートは、会場北側の外周道路わきに設定されている。経路はゲート間移動のバスとほぼ同様で、バスはフェンス内側の敷地内、徒歩はフェンス外側の敷地外を移動する。


そういった事情で、バスも徒歩もだいたい同じ景色だが、徒歩ならではの楽しみ方がある。それは「業務用エリア・工事中エリアの観察」だ。
午前中だと、フェンスの内側には「ダスキン」「サニクリーン」などの清掃業者、「スジャータ」など食品卸のトラックやワゴン車がひっきりなしに行きかい、外側の道路はJR桜島駅・梅田・神戸などからのシャトルバス・観光バスが数台連なって走り抜ける。歩きながら眺めただけでも「備北交通(広島県)」「大川バス(香川県)」「仁多観光(島根県)」などが通り過ぎており、いま日本で一番、ふだん見かけない地方のバスをウォッチングできる場所かもしれない。
そして道の向こう、「大阪IR」(複合型カジノ施設)工事中のエリアでは、工事の様子だけでなく、同社の役員の名前が記された「建築計画のお知らせ」看板を、遠目に少しだけ覗き込める。
華やかな万博会場とは違う楽しみ方ができる徒歩ルートだが、難点はとにかく暑いこと。歩道は狭くミストやスポットクーラーもなく、トイレも自動販売機も、日陰すらない。事前に日傘・濡れタオル・ドリンクは準備して、万全の暑さ対策の上での徒歩移動をお勧めしたい。
ファストパス的な使い方もできる?優先入場できてオトクな旅客船航路
③船の大幅値下げ・入場優遇

次は航路だ。2025年7月現在、夢洲方面には以下の旅客船が運航されている。
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