東武鉄道の「地味な駅」北春日部の知られざる裏側 車両基地だけでなく乗務員や保線の拠点が集結

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倉持区長は1985年に東武鉄道に入社した。東武日光線の樅山(もみやま)と新鹿沼の間の沿線に住んでいたことがこの仕事の志望動機に関係しているという。

「あるとき乗用車が踏切で脱輪をして、父親や近所の人たちと駆けつけて線路の外に出しました。電車は警笛を鳴らして停まったのですが、そのときの職員のキビキビした動作が印象に残りました。もう1つ、夜中に保線機械の『マルチプルタイタンパー』が作業しているのを見かけて、こういう仕事もあるんだなと。公共の足を支える仕事がしたいと思いました」

東武 春日部軌道区 区長
東武エンジニアリング春日部軌道区の倉持憲司区長(記者撮影)

目立たないが安全に不可欠

夜中のメンテナンス作業など、鉄道の安全運行を支えているのは人目に触れない仕事。その拠点は、乗り換えなどの多くの利用者でにぎわう春日部駅の1つ隣、北春日部駅に集まっている。

【写真をもっと見る】目立たない北春日部駅の“裏側”には東武スカイツリーラインと東武アーバンパークラインを毎日使っている利用者も知らない世界が広がっている
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橋村 季真 東洋経済 記者

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はしむら きしん / Kishin Hashimura

三重県生まれ。大阪大学文学部卒。経済紙のデジタル部門の記者として、霞が関や永田町から政治・経済ニュースを速報。2018年8月から現職。現地取材にこだわり、全国の交通事業者の取り組みを紹介することに力を入れている。

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