「スーパーマン」じゃなくて「愛されキャラ」を目指そう! 何かを成し遂げるときに大事なのは「巻き込む力」だ

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こういったゆるいつながりを作る力は、社会に出てからも絶対に必要になります。

同じ学年とつながるのが横のネットワーク、異なる学年とつながるのが縦のネットワークです。行事はこの両方を作るいい機会なのです。

無理に仲良くならなくても助け合える

「ネットワークを作る」というと、みんなと仲良くしなくてはいけないのかなと思うかもしれません。

しかし、みんなと無理に仲良くなる必要はありません。人それぞれ意見や考え方が異なるのは当たり前。だから、どうしたって合わない人もいます。

合わない人がいることは、きみが間違っているわけでも、相手が間違っているわけでもありません。

大事なことは、「ゆるくつながっておくことだ」と伝えたよね。合わない人と仲良くする必要もないし、ぶつかり合う必要もありません。必要に応じて、助け合えるつながりを作っておけばいいのです。

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仲良くなれなくても、共通の話題を見つけることで話が盛り上がることはあります。だから、僕はその人がなにを好きなのかはよくよく観察しておきます。今はSNSでも発信している人が多いので、「どんな関心があるのか?」を見ておくと、話のきっかけになりますよね。苦手な人だからこそ、必要なときにはこうして関心を持って、歩み寄ることが大事になります。

また、先ほどSNSで連絡をとっていきながらネットワークを維持しているとお話ししましたが、これは実際に会うには勇気がいるタイプの人においてもとても有効な方法なんです。「実はこういうことあったんだよね。元気?」とちょっとしたネタを切り口に、連絡することができるからです。

苦手な人とのコミュニケーションでとても大切なことは否定をしないこと。あまり仲良くない関係性だからこそ、迂闊なツッコミや否定は意図とは異なる捉えられ方をしてしまうこともあります。すると、関係性がこじれたりする。その点は僕も気をつけているポイントです。

生井 秀一 教育者

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なまい しゅういち / Syuichi Namai

大学卒業後、花王に入社し、営業部門を経てマーケティングを担当。EC推進部長としてEC戦略を統括した。2023年に茨城県の「校長」を公募するプロジェクトに応募。2024年4月より県立中高一貫校の校長になる。花王で培ったマーケティングスキルやアントレプレナーシップ精神を教育業界に持ち込み、次世代人材育成に邁進している。

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