シャープ・片山社長が事実上の引責辞任、交代会見の詳報

シャープには液晶、太陽電池、プラズマクラスターなど強みを有するデバイスが複数ある。独自技術を生かしたこれらの製品に、新しいビジネスモデルやグローバルで戦える仕組みを合わせて、市場創出型の商品を作り出したい。業績を回復し、信頼を取り戻すために、片山と二人三脚で粉骨砕身、努力してまいりたい。

--「二人三脚」の役割分担は。また、会長の代表権を外した理由は。

片山:会長(片山)が外部担当となり、奥田新社長が社内の執行の最高責任者となる。会長の代表権を外したことについては、事前に色々考えたのだが、奥田新社長がいちばんやりやすい体制を考えて決断した。

--片山社長時代、なぜタイムリーに市況の変化に対応できなかったか。亀山、堺工場の建設についてどう振り返るか。

片山:シャープは「いいデバイス」をもっている。だが、そのデバイスを商品に変換する段階で遅れをとった。

(亀山、堺工場の計画については)町田社長時代から約十年かけてやってきた。最終的な姿が07年の亀山工場であり、09年の堺工場である。「世界の亀山モデル」では液晶テレビ普及の一端を担ったという自負がある。ただこれら(2工場)の低稼働が今、会社を非常に痛めているのは事実だ。堺工場を新設する段階で第10世代のテレビの工場を米国に建設することも検討はしたが、その時点でこの超円高は想定できず、実施に移さなかったという経緯がある。

--引責退任ではないのか。

片山:(奥田新社長就任後も)二人三脚でやっていく。これだけひどい赤字を出したことに対し、責任を痛切に感じながら業績回復にむけて取り組んでいる。決して逃げることが責任の取り方だとは思っていない。

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