みずほ証券でも口座乗っ取り被害確認、対面とネット証券大手10社に波及

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みずほフィナンシャルグループ(FG)傘下のみずほ証券は13日、顧客のログインIDが盗み取られ、インターネット経由での不正取引が行われた事例を確認したと発表した。これにより、国内の対面、ネット証券の大手10社全てにおいて口座乗っ取り被害が波及したことになる。

みずほ証の広報担当者によると、顧客の口座にある株式が、第三者に無断で売却されたことを確認したという。具体的な内容については非開示とし、原因究明を急いでいる。 

金融庁は8日、証券会社のインターネット取引で発生したフィッシング詐欺などによる口座乗っ取りによる不正取引金額について、今年1月から4月末までの約3カ月間で約3049億円に上ったと発表した。不正取引の件数は3505件に上った。

すでに楽天証券やSBI証券、野村証券、SMBC日興証券、マネックス証券、松井証券、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJeスマート証券の9社で口座乗っ取りの被害が確認されていた。

同被害を巡っては、日本証券業協会が2日、損失を被った顧客に対して一定の補償を行う方針を証券会社10社と申し合わせたと発表。また不正取引の防止策として、2つ以上の要素で本人確認を行う「多要素認証」について、9日時点で72社が設定必須化を決めている。

著者:堀内亮

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