知る人ぞ知る「新泉駅」いったい誰が利用するのか 鉄建建設の研修施設、線路や踏切リアルに再現

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長橋所長は1988年入社。これまでさまざまな鉄道関連工事の現場に携わってきた。たとえば、2003年3月に開業した地下鉄半蔵門線の押上―水天宮前間の延伸工事でJR線と交差する錦糸町駅を担当。JR新橋駅の改良工事では作業所の所長を務めた。

新橋駅改良工事は、上野東京ライン開業に合わせた東海道線ホームの拡幅工事、南北コンコースの一体化、東海道線・京浜東北線・山手線の「6線跨ぎ」の大屋根といった難易度の高い作業が複数組み合わさった大規模プロジェクトだった。

鉄建建設 建設技術総合センター 研修センター所長
建設技術総合センター研修センターの長橋潤所長(記者撮影)

2024年にリニューアル

鉄建建設は第2次世界大戦中の1944年2月1日、「鉄道建設興業」という国策会社として設立された。

以来、鉄道関連の土木・建築工事を得意分野とし、東海道新幹線や青函トンネルなど国家的規模のプロジェクトに関わってきた。同社の筆頭株主はJR東日本で持株比率18.6%(2024年3月末時点)を占める。

創業80年にあたる2024年には建設技術総合センターのリニューアルを実施した。

【写真を見る】「安全研修室」と書かれた扉の向こうには、工事現場で想定される危険について体験できるさまざまな“実験装置”が並ぶ。感電体験装置の「両手で握らないように」の注意書きが少し怖い……
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