線路を守る東鉄工業が「失敗できる」唯一の場所 実習線や「駅」、大型保線機械もある研修施設

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東鉄工業の研修センター
茨城県つくばみらい市にある「東鉄総合研修センター」。実習用の大型保線機械と“紫峰ヶ丘駅”(記者撮影)
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首都圏のJR線に乗っていて、なにげなく窓の外を眺めていると、線路脇の大型保線機械を目にすることがある。

その側面の「TOTETSU」「東鉄工業」の文字は、通勤通学などで毎日電車を利用する人にとっては無意識のうちに記憶に刻まれているに違いない。

鉄道に強いゼネコン

東鉄工業は鉄道関連のメンテナンスや土木、建築を手がける総合建設会社。もとは1943年に鉄道省の要請で関東の建設業者が設立した国策会社「東京鐡道工業」が始まり。現在の名工建設(名古屋市)や第一建設工業(新潟市)、大鉄工業(大阪市)などもこのころ誕生している。

戦後の1952年に商号を東鉄工業に変更。1962年に東京証券取引所2部に上場、1972年に1部に指定替えした。現在は東証プライム市場に所属する。2023年3月期の連結売上高は1246億円で、4分の3を鉄道関連工事が占める。JR東日本との結びつきが強く、2022年11月に同社の持分法適用会社となったが、ほかの鉄道事業者の工事も実績を着実に増やしている。

レールやマクラギの交換などメンテナンス工事を担う「線路部門」、橋梁や立体交差、ホームドア関連を中心とする「土木部門」、駅関連施設などの「建築部門」が収益の柱。建物の屋上・壁面の緑化事業をはじめとする「環境部門」も力を入れているという。

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