森川亮は「世界的スター」の育成を目指す 動画サービス「C CHANNEL」の未来<1>

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スターやブランドを生み出すプラットフォームにしていきたい

――今後クリッパーたちをどうコントロールしていくのでしょうか。

単純に綺麗な自分を見てほしいという欲求に答えたいですね。自撮りなど自分で作る要素もあるので。クリッパーの皆さんには、メディアを作り上げている気持ちになってほしい。そのなかでCMにでたり、その効果で人気が出てきたりして、結果としてC CHANNELのなかで食べられるようになり、最終的には、自分の商品をプロデュースしてもらってC CHANNELで売るところまでいければいいと思っています。

目指すは楽天のようなイメージ

世界に広げていって、スターやブランドが生まれ文化が広がるプラットフォームにしたい。有名ではない人が活躍できるかが本質だと思う。楽天のようなイメージかな。楽天は開始当初に三越伊勢丹のような大ブランドが乗って成功したわけではない。地方の名産品を作っているもののマーケティングできない人たちに向けてプラットフォームを作った。地方のお店とユーザーをマッチングして伸びたのが楽天ですよね。

――目標の1億ユーザーに達すると、どんな影響が考えられますか。

影響としてはファッショントレンドが起きたり楽曲が流行ったり、和食のレストランに行列ができるのがせいぜいでしょうね。しかし、日本の「いいもの」が乗っかってビジネスチャンスになればいいし、女の子がスターになればいい。いろいろな国でタレントとして活躍していくといいと思います。

――ファッション業界で知られた軍地彩弓さんを顧問に招いた理由は?

ある人から紹介してもらったんです。失礼な言い方かもしれませんが、ファッション業界にありがちな気取ったところがなく、「あなたも飲みなさいよ」という男性的な部分に魅かれました。雑誌だけでなく新しい分野に積極的に関わりたいとの意欲も持っています。女性の目線を活かして男にはわからないものを提案し、リードしていってほしいですね。

(撮影:今井康一)

高杉 公秀 フリーランス編集者

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たかすぎ きみひで

1966年、埼玉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、出版社勤務。週刊誌や月刊誌の編集部を経て、2010年独立。フリーランスとしてさまざまなジャンルの記事執筆、単行本の企画を行う。

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