
日清食品株式会社が販売する『完全メシ』は、2022年5月末の登場から既に累計3600万食(2024年12月31日時点)を超えるスマッシュヒットを記録しています(画像提供:日清食品)
モノが売れにくくなった今の時代に必要なのは何なのか?
博報堂買物研究所が発見した「買いたい!」を生み出すコツを徹底的、かつ体系的に紹介。この記事を読み終えたとき、あなたは「売る」という行為の新たな可能性に気づき、商品を売ることが楽しくなるはずです。さあ、一緒に「買いたくなる世界」を創り出す旅へ出かけましょう!
(博報堂買物研究所著『売れている会社に共通するこれ買いたい! をつくる20の技術』より一部抜粋してお届けします)
絶対に避けたいこの品質、「思ってたのと違う」
「損失回避」ができて買いたくなる瞬間とは次の3つです。
①品質で損していないと思える
②買う量やサイズで失敗しない
③お得なタイミングで選べた
②買う量やサイズで失敗しない
③お得なタイミングで選べた
それぞれについて解説していきます。
まずは、①品質で損していないと思える、についてです。
「今の生活者にとっての良い買物とは、ネガティブがなく期待値に対して納得できること」というのは、大手小売流通企業のバイヤーの言葉です。では、品質で期待外れになってしまうのはどんなときでしょうか。
例えば、EC通販やフリマアプリでは、口コミを調べたり、出品者に直接質問したりして、ある程度は品質の確認もできますが、いざ届いてみると新品なのに傷があるとか、衣類にほつれがあるといったことはよくあることです。
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