都心の大ターミナルなのに「時間限定」改札口の謎 山手線にある「朝夕通勤時に開いていない改札」

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当然ともいえる答えだが、営業時間の短い改札は確かにその立地が特殊である。東京駅の丸の内中央口は「中央」とはいえ、出たら正面は広場だけだ。改札機の台数も少なく、北口や南口のようにオフィス街と直結しているわけではないし、ほかの改札からもそれほど離れていない。

東京駅日本橋口(JR東日本)は新幹線専用であり、そもそも利用者が少ない。東海道新幹線の日本橋口は比較的目立つが、東北・上越・北陸など東日本の新幹線に日本橋口側からアクセスできる改札があることを知らない人も多いのではないだろうか。日本橋口側のオフィスなどの利用者には便利だが、八重洲北口まで行ってもそう遠くはない。

「ほかの改札も使える」からこそ存在する

これらと比べると、新宿駅東南改札などはもう少し長く開いていてもいいように思える。ただ、つねに駅員がいる必要はない自動改札であっても、何かのトラブル発生時や乗客からの問い合わせなどで駅員の対応が必要な場面はある。

新宿 東西自由通路開通直後
東西自由通路開通直後の新宿駅西口側。かつてはこの付近に改札があった=2020年(撮影:梅谷秀司)
【写真をもう一度見る】2012年に現在の姿に「復原」される前の東京駅丸の内駅舎や、東西自由通路が開通する直前の新宿駅の様子。東京のターミナルの姿は変化し続けている

最近は「お客様サポートコールシステム」という、インターホンでオペレーターが対応するシステムの導入駅も増えている。鉄道業界も人材確保が課題となる中、限られたリソースを利用者の多い駅や改札に集約することはやむをえないが、一方で利便性を損ねることはできない。大ターミナルなのに、というより、代わりに利用できる改札がいくつもある大ターミナルだからこそ、短時間の改札が存在しうるのだ。

ただ、終電間際に駅に急いだら改札が閉まっていた……となると大変だ。大ターミナルでも日ごろ使わない改札の場合は、開いている時間を確認しておいたほうがいいかもしれない。

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