JR西レンタカー、貸出「トゥクトゥクのみ」なぜ? 周参見駅で実施、アジア庶民の乗り物が南紀を走る

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運転席はこのような感じだ。

トゥクトゥクの運転席(筆者撮影)

操作方法はバイクと似ていて、右側のハンドル部にあるスロットルを回すと車両が動き出す。ブレーキはバイクや自転車と同じハンドルの前にある。

バイクと大きく異なるのは、スロットルの左側に「ドライブ」「ニュートラル」「リバース」と車で言うところのシフトレバーがあるところ。また、運転席右下にはサイドブレーキが、運転席と後部座席にはシートベルトが備え付けられている。

バイクのような作りながらも自動車のような操作方法が求められるため、駅前広場で試し運転。5分ほど練習してすさみ町を回ってみた。

街を走るトゥクトゥク(筆者撮影)
(筆者撮影)
(筆者撮影)

狭い道もスムーズに移動できる

トゥクトゥクにはリミッターがあり時速40km以上のスピードが出ないような仕様となっていて、行き交う車が多そうな海沿いの国道42号を走るのは大変だろうと思っていたが、並行する紀勢自動車道は無料区間ということもあって、国道の車の量は少なめ。快適に進むことができた。

山道も登りでスピードが極端に落ちることもなく、狭い道もスムーズに移動。海沿いから山間部まで、すさみ町内を快適に1周することができた。EVなので返却前に営業所近くでガソリンスタンドを探す必要がなく、返却時間ギリギリまでドライブが楽しめた。

トゥクトゥクと長野さん(筆者撮影)

乗車後、長野さんにトゥクトゥク導入の経緯を聞いてみた。大阪からの特急くろしおは半分が白浜止まり。大阪からの高速バスも白浜までとなっているためか、大阪や関西空港から来る観光客の多くが白浜まで足を運んで引き返してしまう。そんな流れを変えるために町が3年前、乗って楽しく、気軽に町内観光が楽しめる、3人乗りのトゥクトゥクを導入することになった。しかし、トゥクトゥクをレンタカーとして貸し出すとなると、保険の問題を始め、安全管理の問題が多々生じる。

そこで、そういったノウハウのあるJR西日本レンタカー&リースに相談。両者で話し合いが進められ、2023年8月にトゥクトゥクのみを貸し出す駅レンタカーの営業所がオープンしたという。業務はすさみ町の観光協会に委託している。

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