中国EV大手、「高コスパ」のコンパクトカーを発売 広汽アイオン、中国の地方都市や欧州に照準

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AION UTは低価格ながらも装備を充実させ、コストパフォーマンスの高さをアピールする(写真は広汽アイオンのウェブサイトより)

中国のEV(電気自動車)大手の広汽埃安(広汽アイオン)は2月28日、上質感を売り物にした新型コンパクトEV「AION UT」を発売した。

業界関係者を驚かせたのは、その思い切った価格設定だ。AION UTのメーカー希望価格は6万9800~10万1800元(約144万~210万円)と、1月に販売予約の受け付けを開始した時点より6000~1万元(約12万4000~20万6000円)も引き下げられたのだ。

中国の自動車市場は価格競争が激しく、新型車の値付けが販売予約の開始時より安くなることは珍しくない。それでも、AION UTの引き下げ幅は業界関係者の予想を大きく超えるものだった。

採算ラインは月販1万5000台

広汽アイオンは、AION UTの大量販売に強い期待を寄せている。

「この値段に決めた以上は、何としても数を売らなければならない」。同社の副総経理(副社長に相当)を務める肖勇氏はAION UTの発売イベントでそう述べ、少なくとも月販1万5000台に達しなければ採算ラインに乗らないと明らかにした。

AION UTの(中国市場における)想定顧客層は、自動車を初めて購入する若者や(世帯所得が相対的に低い)地方都市のドライバーだ。

広汽アイオンによれば、地方都市の新車販売に占めるEVの比率はまだ25%に達していない。その裏には、地方都市の顧客ニーズにマッチしたEVの選択肢が少なかったことがあるという。

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