60歳を過ぎたら意識すべき「正しい脳の使い方」 「新しいことへの挑戦」ばかりでは裏目に出る

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60歳を超えて無理をしないことは、脳の立場から見ても正しいという(写真:Fast&Slow/PIXTA)
老化を防止するためには、新しいことへのチャレンジは大切ですが、こと脳に関しては「無理をしない」ことも重要――。そう指摘する脳科学者の西剛志氏は、年を取って、「昔ほど何かに熱くなれない」「モチベーションが落ちた」といった状態になることは「むしろ必要なこと」だと説きます。
そんな西氏が「脳をダメージから守ってくれる」と着目する「レスト遺伝子」の働きについて、同氏の著書『増量版 80歳でも脳が老化しない人がやっていること』から、一部を抜粋・編集して解説します。

無理をすると「脳の老化」は早まる

新しいことにチャレンジする。大切なことですが、気を付けたいことがあります。それは「無理をしない」ことです。

「若い頃は無理が利いたのに、60歳を超えて無理ができなくなった。ちょっと無理をするとすぐ体調が悪くなる」

先日、60代の知人がそんなことを言っていました。若い頃のように、もっといろいろ頑張りたい気持ちはあるそうなのですが、体が言うことを聞いてくれないことにストレスを感じることもあるそうです。

でも、60歳を超えて無理をしないことは脳の立場から見ても正しい行為です。「無理」が脳の老化を早めるからです。無理をすると脳はストレスを感じ、そのストレスが脳の老化を速めてしまいます。

ただ、無理はいけないからと、怠けすぎたり、ダラダラとラクばかりするのも脳にはマイナスです。

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西 剛志 脳科学者(工学博士)、分子生物学者

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にし たけゆき / Takeyuki Nishi

脳科学者(工学博士)、分子生物学者

1975年生まれ。東京工業大学大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、これまで3万人以上に講演会を提供。著作は20万部のベストセラー『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)をはじめ、『1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教えるやりたいことの見つけ方』(PHP研究所)、『脳科学的に正しい! 子どもの非認知能力を育てる17の習慣』(あさ出版)など、海外を含めて累計発行部数 40万部を突破。

【脳科学者 西剛志公式サイト】
https://nishi-takeyuki.com

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