使ってよかった最新「エイジングケア美顔器」は? たるみや乾燥が気になるメンズ向けも登場
まずは、「多機能・高価格モデル」。一口に美容といっても、悩みによって求められる機能は異なる。例えば、たるみを引き締めたいなら電気刺激で筋肉を刺激する「EMS(Electrical Muscle Stimulation)」、美肌を目指すならイオンの力で美容成分を奥まで浸透させる「イオン導入」、ハリや弾力が欲しいなら熱を与えてハリをもたらす「RF(ラジオ波)」などが適しているが、悩みは1つではないという人も多い。
そうなると悩みごとに美顔器を使い分ける必要があるが、近年は1台で複数のケアができる多機能タイプも充実。これらが同時出力できるものなら短時間でケアも可能だが、価格は7万円から10万円を超える高額なものも多い。
一方、「EMSのみ」「LEDのみ」といった「特化型・高性能モデル」も進化している。1つの機能に特化することで、その機能の効果が最大限に発揮されるよう計算されたパワーや波形で出力することが可能になる。操作やケアの手順も簡単なためケア時間が短くなり、続けやすいというのも単機能ならではの魅力だ。
さらに、ここ数年で美容ケアを行う男性が増えていることを背景に、「美容男子向けモデル」も増えつつある。しかし、美顔器を使ったことがない男性の中には、そもそもどのように使用すればよいのか皆目見当がつかないという人も多い。そこで近年では、美容初心者でも使いやすいよう、シンプルな操作で簡単に使えるメンズ美顔器も登場しているのだ。
以上を踏まえたうえで、筆者が実際に使って「これは効果が期待できる」と感じた美顔器を4つ紹介しよう。
1台で13役の「オールインワン美顔器」
まずは、美容家電の開発歴が長いパナソニックの製品。1962年に同社初の美顔器を発売、以来60年以上にわたり数多くの美容家電を生み出し、2022年からは「自宅で本格エステができる」を目指した「バイタリフト」シリーズを展開している。
注目は、RFやEMS、イオン、LEDを組み合わせることで、頬のハリから肌のキメ、表情筋トレーニングなど、13のエイジングケアが可能な「バイタリフトRF EX EH-SR86」だ。中でもたるみケアができるRFは、周波数を同社史上最高レベルとなる4MHzまで高めたという。

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