返事もしない「反抗期の子」どう声をかけるべきか 「言葉でのやりとり」にこだわっても解決しない
それを念頭に置いて、親はぜひ、「そんなあなたも愛しているよ」というメッセージを子どもに送ってくださいね。
そして、鼻歌をふんふんと、ご機嫌でいること。それが親であるあなた自身の心を守ることになりますよ。
ただこれは、親の心を守る意味での対応です。無視をすることで起きる当然の結果を子ども自身が体験することも、大切な学びになることを知っておいてくださいね。
「反抗期」という言葉で片づけてはダメ
【④ 気に入らないことがあるとすぐに怒る子どもへの声かけ】
自分の都合ですぐに怒る子どもの態度を見ると、やれやれと落胆したり、怒り返したくなります。家の中の雰囲気も悪くなるし、いつまでこれが続くのかとうんざりな気持ちにもなるでしょう。
こんな時も、効果的な対応を考えていきましょう。
×「きっと、反抗期なのよ」
反抗期だから、という言葉は巷でもよく耳にします。言い訳や、やり場のない気持ちの落としどころからこんなことを言ったりします。でもおおらかに見守るという意味ではいいのですが、実はこれが子どもの成長につながらないことは明らかなのです。
そのようなもっともらしい言い訳で子どもや自分自身(親)を納得させることなく、次の効果的な対応を試してくださいね。
〇「怒りたくなっちゃうのね」
自分でコントロールが利かない子どものイライラした気持ちに、親が理解を示すメッセージです。近くにいる家族も不快な思いをしますが、常に精神的に不安定でイライラする子ども自身も、とても辛いものです。
「乱暴な言葉遣いをする子どもへの声かけ」で前述したように、親の心を守る工夫を施しながら、できる範囲で子どもに寄り添ってください。
この反抗期という子どもが大きく成長する期間を、家族で学びの多い大切な時期と捉えて、乗り越えていきたいですね。
【⑤ 自室に引きこもって出てこない子どもへの声かけ】
思春期は、自分だけの世界を持ちたくなる時期でもあります。これは、親に守られてきた時代から、自立に向かっているサイン。そして、子どもが自分自身と向き合う期間でもあります。
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