「食品のテスラ」、ベースフードに株主から熱烈愛 メルコ社長「バフェットに並ぶリターンの道だ」
・橋本氏が代表取締役である限り、経営方針を一任すると表明した理由
ベースフードに帰属する巨大な無形資産の裏側には人的資本があり、この大部分は橋本舜氏のカリスマ性と経営手腕によるもの。TESLAの人的資本がイーロン・マスク氏のカリスマ性と経営手腕に依存しているととらえればわかりやすいと思う。
これほどまでに橋本氏を評価するのは、最も困難な3つの活動、R&D (研究開発)サイクル、エンジニアリングサイクル、マーケティングサイクルの高速回転を継続していること。私自身、上場企業の最高責任者として企業経営を日々行っているが、このサイクルを高いレベルでバランスすることは非常に難しく、それを継続できていることは驚愕に値する。
逆に言えば、橋本舜氏はその若さからか、保守的な日本社会において最も過小評価されている企業経営者の1人と言っても過言ではない。
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橋本社長のカリスマ性と経営手腕を牧氏は評価している(記者撮影)
最低でも300億円の価値がある
・ベースフードの無形資産について
無形資産の大部分が「BASEFOOD」のブランドによって形成されていると仮定し、独自のブランド評価モデルでベースフードの企業価値を計算すると、売上成長率がほぼ横ばいの期間だとしても300億~800億円の無形資産を含んでいると考えている。
パン製品は通常100円程度で販売されているが、ベースフードはコンビニ等の小売店において230円で販売することに成功している。これにより、最低でも300億円の価値があることを正当化できると確信している。
現状、ベースフード売り上げの90%以上は国内市場であるため、先日発表された米国市場への進出を含めて、海外市場への展開に成功した場合は、当方の独自評価モデルではこの数値が指数関数的に拡大していくと想定している。
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