なぜロマンスカーに憧れる?小田急運転士に聞く 駅員→通勤車両の車掌→運転士→…長い道のり
長沢さんが好きな車両はロマンスカー・GSE。「初代SE車を受け継いだデザインと現在、唯一の展望列車」との理由だ。

やはり「憧れ」が志望動機
同じく、GSEを好きな車両に挙げたのが静海斗さん(2017年入社、喜多見乗務所)。「子供たちから憧れられるロマンスカー運転士になりたいです。私の父はJR東日本で運転士をしていました。幼いころから父の姿に憧れ、電車の運転士になるという目標は今までぶれることはありませんでした。自分が父に憧れたように私が運転する姿を見て、『運転士ってかっこいいな』『ロマンスカーの運転士になりたいな』と思ってもらえるような運転士を目指したいです」。
アンケートの結果を見ると、「かつて自分が憧れたように、子供たちの目標になりたい」という回答が目立つ。小田急によると現在、ロマンスカーの任用者は運転士が204人、車掌が182人。2025年4月には技能確認試験に合格した運転士27人、車掌32人がデビューする見込み。彼らの姿を見た子供たちも将来、ロマンスカーの乗務員を目指すことになるかもしれない。

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