なぜロマンスカーに憧れる?小田急運転士に聞く 駅員→通勤車両の車掌→運転士→…長い道のり

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石井百合さん(2019年入社、海老名乗務所)は「運転士の使命はお客さまを安全に目的地へお届けすることです。安全で快適な旅を楽しんでいただけるように、無駄のない運転操作でおもてなしをしたいです。お客さまとの出会いは一期一会であり、思い出に残る優雅な移動空間を提供できる運転士になりたいです」と将来像を描く。

好きな車両は2012年に引退したロマンスカー・RSE(20000形)。理由は「外観が丸々していて色鮮やかだから」。

小田急 ロマンスカーMSE 実車訓練
実車訓練は数人の班に分かれ、MSEの運転室の中と外で車両の特徴を学ぶ(記者撮影)
【写真の続き】喜多見電車基地でのロマンスカー・MSEを使った「実車訓練」の車内の様子。機器の配置など車種によって違う特徴を頭に入れておく必要がある

「子供たちの憧れの運転士に」

磯田和也さん(2018年入社、海老名乗務所)は「私自身もロマンスカーの運転に憧れを抱いていたので、子供たちに憧れてもらえるようなピシッとしたカッコいいロマンスカー運転士になりたいと思います。そのためにも運転技能の鍛錬とホスピタリティの習得に努めてまいります」と意気込む。

磯田さんが好きな小田急車両は2022年まで走っていた通勤車両の「1000形未更新車」。理由は「運転士として単独したときに走っていた最後の電磁直通ブレーキ車で運転操作に苦労した分、運転しがいもあり、楽しい思い出が多かったから」。

長沢聖歩さん(2019年入社、喜多見乗務所)は「約3年間で身に付けた技術を向上させ、安全でお客さまに安心してロマンスカーにご乗車していただける運転士になりたいです。運転士を目指したときから、ロマンスカーの運転士になるのが大きな目標でした。小田急といえば『ロマンスカー』と答えるお客さまも多くいらっしゃいますので、小田急の『顔』として、お客さまや職場の仲間から信頼され、尊敬されるような運転士になりたいです」という。

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