「小田急の顔」ロマンスカー乗務員に必要な条件 運転士・車掌の経験3年、さらに訓練、試験、研修

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ロマンスカーGSE 展望席と車掌
展望席を備えた小田急ロマンスカーGSE。車掌は車内巡回などで乗客と接する機会が多い(記者撮影)
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小田急電鉄の特急ロマンスカーは、東京都心のターミナルである新宿と、小田原・片瀬江ノ島方面を結ぶ。箱根や湘南への観光客だけでなく、沿線の通勤・帰宅時間帯の足として幅広く利用されている。

現在はGSE (70000形)、MSE (60000形)、EXE(30000形)、EXEα(同)が活躍する。GSEは2018年にデビューした同社のフラッグシップトレインで、運転室を客室の“天井裏”に上げ、ロマンスカー伝統の展望席を備える。前面の大型窓から迫力ある眺めが楽しめる。

MSEは地下鉄千代田線やJR御殿場線に乗り入れてマルチな活躍をする。EXEとEXEαは見た目こそ地味だが、ソファのようなゆったりしたシートの座り心地は通好みだ。

直接乗客に接する車掌

小田急の顔であるロマンスカーで実際に乗客とコミュニケーションを取るのは乗務員だ。とくに車掌は乗降ドアの開閉や車内アナウンスに加え、車内を巡回することから直接乗客と接する機会が多い。MSE、EXE、EXEαの10両編成の場合は1本の列車に約580席。それだけたくさんの乗客を受け持つことになる。快適な車内になるかどうかは、車掌の肩にかかっている。

ロマンスカー 車掌
ロマンスカーの車掌は多様な乗客のニーズに応える(記者撮影)
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