職場あるある「納期を守れない人」3つのタイプ 「長時間残業自慢」はまったくもって意味がない

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いくら言い訳をしたって道路の渋滞や電車の遅延は予想できること。人生を左右する試験ならば、そういったアクシデントも想定して、早めに家を出なかったあなたが悪いということになるのです。

遅刻した側としては、いろいろな理由があるでしょう。しかし、それは言い訳でしかなく、世の中は絶対に認めてくれないのです。血も涙もないと思うかもしれません。

仕事を受注する時点で「この日までに、あなたが求めるものを納める」と約束しているのです。その約束を破ってしまったのでは、賠償問題や受注金額の減額といったことに発展しかねません。

たとえ、そういったものがなかったとしても、お金よりも大きなものを失ってしまいます。

それは「信用」です。これを失ってしまっては、会社はひとたまりもありません。その「信用」を死守してこそ、プロフェショナルなのです。たとえ120%のできのものができたとしても、納期に間に合わなかったら、商品価値はゼロです。

仕事ができない人にありがちな「長時間残業自慢」

一方で、クライアントが満足できる仕事を納期の中で完遂し続けることで、信用は蓄えられていきます。

また、いうまでもなく、確かなものを期日通りに渡されたクライアントの笑顔や終えた仕事に対する感謝の言葉は、何事にも代え難いものがあります。

例えばスポーツ選手が、ファンの期待通りに活躍したときに、観客から受ける称賛への喜びとなんら変わるものはありません。そういったことが、新しい仕事にもつながりますし、働くことへのモチベーションとなっていきます。

では、完遂力をつけるために必要なもの。それは、1つしかありません。どうしたら完遂できるのかを考え続けることです。

決して、「徹夜してでも完遂しろ」と言っているわけではありません。徹夜しても、毎月定時で仕事を終わらせても、たとえダラダラと仕事をしても、結局のところ期限内に、クライアントが満足するクオリティーのものを納品できたらいいのです。

ですから、仕事のできない人がよくやりがちな、「長時間残業自慢」「徹夜自慢」は、まったくもって意味がありません。

本人は、身を粉にして頑張って働いている自分を誇らしく思っているのかもしれませんが、「だからなに? そんな状態でクオリティーは大丈夫?」と思わず言いたくなってしまいます。

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