職場あるある「納期を守れない人」3つのタイプ 「長時間残業自慢」はまったくもって意味がない
このような情報を共有し、なおかつ、どういうものかをあなたがきちんとイメージできてクライアントに伝えられれば、納品後の齟齬は防げるはずです。
「何度も説明させるな」とクライアントから言われたら……と不安になるかもしれませんが、「お時間とらせて申し訳ないですが、お互いのイメージが違って、結果いいものが提供できないかもしれませんので……」と前置きをして、尋ねていくようにしましょう。
「この内容で進めると最終的にはあなたが困りますよ」とクライアントに暗に思わせることも大事です。
なまじ経験があるがゆえに陥りがちなケースも
次に、「向こう見ず型」です。
簡単に言えば、ぼんやりとした計画でスタートする人です。このタイプは、いろいろな仕事が重なって忙しい方や、働いて何年か過ぎている人が多いようです。
私たちは、完成形をしっかり頭にイメージして、それに従って予算に見合った仕事の仕方を考え、納期に間に合わすためには、いついつまでになにをするという工程計画を立てていきます。それができれば、今日、自分はなにをやらなければならないのかが見えてくるわけです。
ところが、なまじ経験があるがゆえに、目の前の仕事に追われていて忙しいと、「まぁ、経験上なんとかなるだろう」と計画を立てないままに仕事にかかる人がいます。これが「向こう見ず型」です。
自分の経験上の想定内ですめばなんとかなるのですが、想定外の出来事が必ず1つや2つ起こるのが仕事です。別の仕事が舞い込んできたり、ほかの仕事でトラブルがあったり……。
こうなると、全体的な仕事量が見えなくなってしまい、自分が限界で、もうアウトな状態でも、誰になにを手伝ってもらうのがいいのか判断つかず、仕事を手伝ってほしいと頼むことすらできない。
そして、こんなに仕事を取ってきた会社が悪いと開き直ります。結果、他人のせいにして間に合わないという状態に陥ってしまうのです。
計画を立てるのは面倒くさいと思うかもしれませんし、忙しいときは、その時間があったら仕事を少しでも進めたいという気持ちもわからなくはありません。
ですが、1つの仕事が遅れたら、次の仕事も遅れ……という、「延滞ドミノ」に陥る危険性が高いので、今すぐ「計画ファースト」の仕事を心がけるようにしてください。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら