新卒でないと入りにくいが、勤続年数は長い71社 1位は100%!新卒採用占有率を調査した結果

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そのほか、6位の四国電力は94.4%(67人)、7位の明治安田生命保険は94.1%(334人)、10位の東北電力は93.9%(216人)と続く。

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ランキング対象企業のうち新卒採用人数が最も多かったのは、客室乗務員の採用を再開した30位の日本航空(新卒採用占有率89.3%、以下同)の1098人。続いて69位日本製鉄(80.1%)の600人、66位大成建設(80.8%)の428人だった。

また、平均勤続年数が長かったのは、54位めぶきフィナンシャルグループ(83.2%)の23.8年、1位十六フィナンシャルグループの22.7年と続いた。最後に平均年収は、40位伊藤忠商事(86.4%)の1753.6万円、54位めぶきフィナンシャルグループの1201.8万円などが高かった。

全体の新卒採用占有率は52.8%

全体の新卒採用占有率は52.8%だった(対象は新卒・中途採用人数いずれかが1人以上の1049社、以下同)。同占有率は、『CSR企業白書』2023年版60.6%(1015社)、「CSR企業総覧(ランキング&集計編)」2024年版55.7%(1067社)と低下傾向だ。

ただし、『CSR企業総覧』に掲載されている大手企業の採用は依然として新卒が中心だ。業種別に見ても、銀行業80.7%(30社)、電気・ガス業79.0%(12社)、など、新卒採用を重視する業種は多い。また、これらの企業が旧態依然とした雇用制度を敷いているというわけではない。

とくにランキング上位には、人事制度の再構築や兼業・副業制度・社内FA制度などの導入、育児支援や在宅勤務など柔軟な働き方を後押しする制度の整備に取り組む企業も多い。勤続年数の長さからも良好な労働環境がうかがえる。

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