日米の医師試験合格を実現した「白紙勉強法」とは YouTubeで人気『最高の勉強法・効率的な覚え方』
1回読んだだけで、覚えたいことの全部をアウトプットできることは少ないので、できれば満足する情報量をアウトプットできるようになるまで、アウトプットしては知識を確認(フィードバック)することを繰り返します。
実際に知っている以上に、知っていると勘違いしがちな自分の脳にだまされない、すなわち「流暢性の錯覚」に陥らないためには、このような作業の繰り返し(③) によって自分の脳を常に試すことが大切です。
④時間をおいてまた、できるだけ思い出して書き出していきます。
「なんとなく嫌だなぁ」に負けない
白い紙に、汚い字で書きなぐりながら、誰もいないのに声を出して、教えているフリをしている私のことを知らない人が見たら変な人だと思うかもしれません。
でも、いいのです。これが必死に脳の神経回路の結びつきを強くしようとしている人間の姿なのです。自分が覚えているかを試すアクティブリコールは、脳に負荷がかかると感じたり、自分がどれほど覚えていないかがわかって悲しくなったりしてしまうかもしれません。
「今読んだばかりなのに、なんで自分はこんなに覚えていないんだ!」と思うことはよくあります。「なんとなく嫌だなぁ」という感じがあり、あまり気が乗らないかもしれません。さらに、研究の参加者がまさにそうであったように、やった直後は効果が感じにくいかもしれません。
でも、頑張って、思い出す作業、アウトプットする作業を怠らないようにしてみてください。アクティブリコールは効果的な学習に必要な「望ましい困難」をあなたに与えてくれます。
思い出そうとすることこそが、記憶の定着には大切なのです。ぜひ、今後の勉強ではアウトプットを常に意識するようにしてください。

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