駅弁の甲子園で「1日6000個」売れる弁当の中身 全国の有名駅弁を抑え販売個数は「50年連続1位」
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実演ブースでは、イカが炊き上がるところも見られる(写真:筆者撮影)
1日12万人が来場し、のべ40万個の駅弁が売れる国内最大級の駅弁大会、「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」。
そこで「1日6000個」売れるのが、北海道・森駅の「いかめし」だ。同大会の販売個数ランキングで1971年から「50年連続1位」となった(2021年から「殿堂入り」)。
なぜ「いかめし」は不動の人気を獲得したのか。味と人気の秘密を探った。
駅弁大会は新年の風物詩
![会期中の京王百貨店新宿店](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/f/3/570/img_f37e311484f519fcfb5a778717104f50264786.jpg)
会期中の京王百貨店新宿店。駅弁大会の告知は大々的だ。(写真:筆者撮影)
![賑わい](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/e/e/570/img_ee800c9e94869842232f2f930ae98c31291896.jpg)
「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」会期中は大勢の来客で賑わう(写真:筆者撮影)
「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」は毎年1月に京王百貨店新宿店で開催され、全国から50社近い調製元(駅弁屋さん)が集結する。いつもは地方でしか買えない駅弁が開催期間中には新宿で買えるとあって、年ごとに訪れるファンも増えている。1日5万~8万人という新宿店の来客数が、例年2~3割も増加するとされる。
その中で、「いかめし」実演ブースは、新宿店7階の会場を正面から入ってまっすぐ奥が長年の定位置だ。ブースのまわりは「いかめし」を煮る甘辛い醤油ダレの匂いに包まれ、通りがかった来店客はつい足を止め、購入の待機列に次々と並ぶ。
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