セブン「高級路線で客離れ」に見る大苦戦の真因 消費者視点が薄れ、「上から目線」な企業に…?
ビジネスジャーナルは「セブン・浜田チャーハン、『格付け』放送後に通常商品にラベル貼っただけ?」と題し、本件を取り上げているが、セブン-イレブン側としては番組放送前から用意して陳列していたコラボ商品に、放送終了タイミングに合わせてラベルを貼ったという。
もちろん、消費者をだまそうという意識はない。ただ、お店の人がそこに並べている商品に「コラボ商品」というシールを貼っているのを見たら、消費者が不審感を抱くのは確かだろう。
もう一度、セブン-イレブンに多くの人を喜ばせてほしい
上げ底(疑惑)弁当にしても、コラボ商品にしても、セブン-イレブン側としては消費者をだまそう、といった考えはない(と信じたい)。
むしろ、「今まで通りの値段を維持しよう」「コラボ商品を出してお客さんに喜んでもらおう」といった消費者への思いがあるのは間違いない(と信じたい)。
ところが、それが「消費者目線でどう見えるか」への配慮が少し足りないことによって、大きく店の評判を落としてしまっているのだ。
現状では、数字として明確に表れているわけではないが、私は「エコだ値」「うれしい値!」に関しても、同様の雰囲気を感じてしまう。
セブン-イレブンの強みはその商品力にある。私自身も、同社のお弁当の大ファンである。だからこそ、セブン-イレブンが現在の苦しい状況を脱し、再び多くの人を喜ばせてほしいと思っている。
そのためにも「消費者目線の政策」をどう実装していくのかを考えることが必要だと思うのだ。
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